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家庭でできる。楽しく学ぶひらがなの方法~かなづかい②~「長くのばす音」長音

2020/09/30

長くのばす音

長音といいますが、これの一番自然な表記は「ー」だと思います。

カタカナのように「ー」で表せば、子牛は「こうし」で、講師は「こーし」で、間違えません。

今では両方とも「こうし」と書かなければなりません。

ここでクイズです。

赤ちゃんが生まれ、「こうた」と名付けました。

さて、男の子でしょうか?

女の子でしょうか?

「浩太」なら男の子、「小歌」なら女の子ですね。

これも長音表記(こーた)と母音表記(こうた)が同一「こうた」なためのトリックです。

なが~くのばす音のことばあつめ

子どもに、ぼーるや、ふーせん、そーじなど、長くのばす音をふくむことばを考えて、ノートに書いてもらいます。

思いつかない場合は、ヒントを出したり、絵を見せて書かせてみましょう。

このとき、のばす音の表記は「ー」で行ってください。

カタカナで書くことばが出てくるでしょうが、かまいません。

ここでは、長くのばす音とはどんなものかをたしかめます。

長くのばすと「あ」になる音

母音が「あ」になる音は以下の通りです。

・あかさたなはまやらわ、がざだ、ぱば

これをのばしてできることばを集めます。

「おかーさん」、「さーかす」「ぱー」(じゃんけん)、「ざーざー」(雨の音)

など、たくさん書いてみましょう。

次に長くのばすと「あ」になる音をのばすときには、「ー」のかわりに「あ」を書くことを伝えます。

今まで思いついたことばを「ー」から「あ」に直して書いてみます。

「おかーさん」→「おかあさん」など。

長くのばすと「い」になる音

母音が「あ」になる音が分かったら、母音が「い」になる音を探して、かいてみましょう。

文字カードであいうえお表を作ってから、選んでも楽しいでしょう。

・いきしちにひみり、ぎじぢ、ぴび

この音をのばしてできることばを書いてみましょう。

「しーそー」「おじーさん」「びーばー」など。

長くのばすと「い」になる音をのばすときには、「ー」のかわりに「い」を書くことを伝えます。

今まで思いついたことばを「ー」から「い」に直して書いてみます。

長くのばすと「う」になる音

同様に、長くのばすと「う」になる音をつかったことばをあつめます。

・うくすつぬふむる、ぐずづ、ぷぶ

「ふーせん」「すーぱー」「くーき」「すーじ」など。

長くのばすと「う」になる音をのばすときには、「ー」のかわりに「う」を書くことを伝えます。

今まで思いついたことばを「ー」から「う」に直して書いてみます。

現在のかなづかいのきまりでは、長音はその母音を書いて表すことになっています。

以上の「あ」「い」「う」はその通りで、はたらきものです。

カタカナで書くことばでよく使いますね。

「かあど」「ちいず」「ぶうる」など。

長くのばす音の例外「え」「お」

長音はその母音を書いてあらわしますが、例外があります。

「え」と「お」です。

・エ段の長音は「え」のかわりに、「い」を書きます。

しかし「おねえさん」、返事の「ええ」は「え」なのです。

・オ段の長音は「お」のかわりに「う」を書きます。

けれども歴史的かなづかいで「ほ」と書いていたものは「お」と書くのです。

「とおい」「おおきい」「こおり」「とおる」などです。

長くのばすと「え」になる音

「あ」「い」「う」と同様に、長くのばすと「え」になる音をつかったことばをあつめます。

・えけせてねへめねれ、げぜで、ぺべ

「せんせー」「けーき」「えーご」「へーたい」など。

長くのばすと「え」になる音をのばすときには、「ー」のかわりに「え」ではなく、「い」を書くことを伝えます。

「い」ははたらきものですね。

今まで思いついたことばを「ー」から「い」に直して書いてみます。

次に例外の定着です。

・いつも ねている「え」がおきて、はたらくときが 1かいだけあります。

それは、「おね□さん」→穴埋めしてみましょう。

文を読んであげて、書かせてみましょう

いままで思いついた長くのばす音のことばを使って、文を作ってあげてください。

それを一文ずつ言ってあげてから、書かせてみましょう。

例えば、

「おねえさんが ふうせんを ふくらます。」

「おかあさんと ぷうるで すいえいを する。」

などです。

長くのばすと「お」になる音

長くのばすと「お」になる音をつかったことばをあつめます。

・おこそとのほもよろ、ごぞど、ぽぼ

「おとーさん」「いもーと「ぼーし」など。

長くのばすと「お」になる音をのばすときには、「ー」のかわりに「お」ではなく、「う」を書くことを伝えます。

「う」ははたらきものですね。

今まで思いついたことばを「ー」から「う」に直して書いてみます。

次に例外の定着です。

オ段の長音で「お」を使う言葉は以下のとおりです。

「とおい」「こおり」「おおい」「おおきい」「おおかみ」「とおる」

「とお(十)」「ほお」「ほおずき」「こおろぎ」などもそうです。

とーい→

こーり→

おーい→

おーきい→

おーかみ→

とーる→

文を読んであげて、書かせてみましょう

のばすと「う」や「お」になることばを一文ずつ言ってあげてから、書かせてみましょう。

例えば、

「おおきい ぞう」

「くるまが とおる どうろ」

「おうさま」

「ほうき」

「ひこうき」

などです。

まとめ

長くのばすと、

「あ」になるおと

「い」になるおと

「う」になるおと

「え」や「い」になるおと

「お」や「う」になるおと

をまなびました。


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書き手プロフィール

塾長 片岡聡子

塾長 片岡  聡子

数学教育協議会会員
幼児からのさんすう専門塾を開講して30年、延べ2,000人近い子どもたちの教育に携わってきました。その経験と実績から『シナプスメソッド』を立ち上げ、子どもたちに提供しています。そして日々子どもたちに寄り添った教材開発を挑戦し続ける毎日です。

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