こどもの日
こどもの日は、日本の伝統的な祝日で、子どもたちの成長や幸福を願う日です。
もともとは「端午の節句」として知られ、男の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日でした。
そこから
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
というお休みの日として1948年に決められ、端午の節句の日が、こどもの日にもなりました。
①ちびすけどっこい 0~2歳向け
ちびすけどっこいは、子どもたちの元気な成長を願う日本の伝統的な祝日であるこどもの日にぴったりの絵本です。
こばやし えみこさんの案と、ましま せつこさんの絵で、楽しいお相撲の世界が描かれています。
この絵本は、動物たちが楽しくすもうをとる様子を描いています。
ウサギさん、タヌキさん、クマさんと、お子さまが元気よく四股を踏んで、「はっけよーいのこった」と勝負をします。
最後まで勝ち抜いて優勝したのは誰かな?お父さんも出番あり!のうたですよ。
初めてのおすもう絵本に最適です。
この絵本は、親子で触れ合い遊びを楽しむきっかけにもなります。
お相撲さんごっこをしてみたり、四股を踏んでみたりすることで、体力やスキンシップを促進し、お子さまの成長に良い遊びとなります。
毎日の仕事で疲れている親御さんも、お子さまが喜ぶ姿を見ると元気をもらえることでしょう。
お相撲さんごっこのルールは簡単です。
お子さまと一緒に楽しんでみてくださいね。
- お子さまが「はっけよーいのこった」と言います。
- どちらかが倒れたら負けです。
- 最後にお子さまが勝たないと不機嫌になることがあるので、最後はお子さまに負けることを覚悟してください。
②こいのぼり 3~4歳向け
こいのぼりは、作: 長谷川 摂子、写真: 英 伸三、出版社:福音館書店で1985年に出版された本です。
こどもの日といえば、こいのぼり!
一番大きい鯉は「真鯉(まごい)」といって黒い鯉、二番目に大きい鯉は「緋鯉(ひごい)」といって赤い鯉、一番小さい鯉は「子鯉(こごい)」といって青い鯉で作られます。
鯉のぼりには、子どもたちが元気に大きくなることを願って悪いものを追い払う意味が込められているのだそうです。
日本各地のこいのぼりを、とても大きなものから、子どもたちが作ったこいのぼりまで、大きな写真で紹介する絵本です。
絵本の生みの親、長谷川摂子さんは大学院でフランス哲学を学びました。
しかし、論文を書き上げた後、「生身の人間の中でもまれてみよう」と保育士になります。
保育士をしているときに、子どもたちと長谷川さんをつないでくれる架け橋になったのが絵本でした。
そして保育士を退職後、作家となりことばの響きが楽しい絵本をたくさん生み出します。
この「こいのぼり」の絵本のそれぞれの写真には、子どもに語りかける短い文章が添えられています。
いろんなこいのぼりを眺めているだけでも楽しい、日本全国の行事の雰囲気を味わえる一冊です。
③紙芝居 まいごのこいのぼり 年少向け
紙芝居まいごのこいのぼりは、石井聖岳/脚本・絵、童心社で2013年に出版されました。
散歩中のねこのふうたろうが見つけたのは、迷になって泣いているこいのぼり。
ちいさなこいのぼりのおうちは、どこかな?
ふうたろうは、こいのぼりを背負って、いっしょにさがしてあげることにしましたが…。
こいのぼりの歌を歌いながら、楽しく冒険が始まります。
池に行ったり、屋根に上ったりするうちに、持ち主の男の子が気が付いてくれました。
カラスがこいのぼりをくわえて飛ぶ場面は、子どもの笑いが起こる場面です。
こいのぼりの絵がかわいく、紙芝居のポップアップしかけも楽しいです。
④ワニぼうのこいのぼり 年少向け
ワニぼうのこいのぼりは、内田麟太郎/文、高畠純/絵、文渓堂で2002年に出版された絵本です。
この絵本は、こいのぼりにまつわるユニークな冒険を描いています。
物語は、ワニぼうのお父さんがこいのぼりを買ってきたことから始まります。
最初は真鯉だけのこいのぼりでしたが、お母さんの一言で緋鯉と子どもの鯉も追加されます。
ワニぼうと両親は、こいのぼりを眺めながら楽しく過ごします。
春の風に泳ぐこいのぼりがとても気持ち良さそうなので、お父さんは思わす自分も「ワニのぼり」になります。
それを見たネコやイヌもまねをしたくなります。
町の空にはネコのぼりやイヌのぼりが泳いでいて、さらにさらに、「○○のぼり」のオンパレードが続きます。
ワニのぼりなんて、なんとも愉快な眺めですね!
ユニークなこいのぼりが登場するこの絵本は、笑いがとまらないユーモアえほんとして、こいのぼりの季節にぴったりの一冊です。
こどもの日の楽しみ方いろいろ
鯉のぼり
市販の鯉のぼりを飾るのも良いですが、新聞紙や紙コップ、傘袋など身近な素材を使って、子どもたちと一緒に作ってみるのも良いですね。
さまざまな作り方のこいのぼりがありますので、子どもたちと一緒に楽しんでみてください。
また、柏餅(かしわもち)もこどもの日に食べられる伝統的な食べ物です。
柏の葉でおもちを包んだもので、「柏の葉は新しい芽が出るまで落ちない」ということから、「子孫繁栄」の縁起を担ぐとされています。
こどもの日には、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごして、成長と幸福を願いましょう。
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書き手プロフィール
数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
名古屋市東区筒井3-20-3
TEL : 052-720-7900
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