算数教育の基礎3分野
未測量
子供は生まれて乳を吸うことからはじめ、いろいろな経験や模倣をし、それらの経験や模倣の絡み合いの中から新しい発見をしてきています。
その中にあるものをここで意図的に教育の中に組み上げていくことが、算数教育の基礎の指導をしていく上で重要な視点になります。
しかし、乳児や幼児のやっている遊びや多くの経験を数多くさせればよいわけでなく、次に目指す望ましい系統的な算数教育の基礎となっていくと考えられるものを組織的系統的に組み立てていかなくてはなりません。
数量の基盤には、数値化しない段階の量(大きい小さい長い短いなど)がありこのような数値化していない量が曖昧なところでは、数の指導をしてみても意味のない数だけを操作するようなものになってしまいます。
数量学習を積み上げていくためには、この数値化していない段階の量の学習が欠かせないことになり、算数教育の基礎の一つとして考えられます。
5cmとか3kgとかのように数として測定していない段階の量という意味で、この量を未測量(未だ測られていない量)と呼んで、算数教育の1分野は未測量の学習にあると考えています。
位置の表象
空間・図形学習のねらいは空間を正しくとらえさせることにあります。
空間といっても初期の段階では物(形)ののっている二次元空間(平面空間)をとらえることであるわけで、平面上での物(形)の存在している位置関係を知ることが空間をとらえる基礎になってくるでしょう。
空間・図形学習を系統的に積み上げていくためには、「位置」を正しくとらえることがこの基礎にあると考え、位置の表象を未測量と並べて算数教育の基礎の1分野と考えています。
概念形成の方法 分析・総合の思考
「未測量」「位置の表象」が正しくとらえられ、表せるためには、初歩的な段階での分析・総合の思考ができることが必要となります。
ここでいう分析・総合の思考というのは、ものが持つ属性を分析したり、二つの属性を総合して一つの概念を作ったりする方法のことです。
例えば「赤い丸」の木片を見て色を取り出すと「赤い」になり、形を取り出すと「丸」になります。
そして赤いというのは、丸であろうと三角であろうと形に関係なく赤いがわかって、色の概念が出来上がっていきます。
丸についても同様なことがいえ、形の概念が作られていきます。
さらに色と形という二つの属性を総合して赤い丸という新しい概念が作られます。
このような物の属性を分析・総合する思考は概念形成の方法そのものであり、この思考の方法は幼児にとって口で言っても分かるものではないのでこれを学習の過程に組んでいくことが必要となります。
分析・総合の思考をできるようにする学習は、概念形成の方法として算数教育の基礎の一つの分野と考えています。
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書き手プロフィール

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
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