分析・総合、未測量、空間表象
このようなものこそ小学校の算数教育の始まる前に十分身につけておくべきです。
算数教育が始まる前に、その準備として、必要な学習があります。
それを遠山啓さんは「原数学」とよんでいます。
概念形成の方法 分析と総合
いかなる概念も具体物そのものではなく、具体物からの抽象と捨象によって成り立っています。
わかりやすく形と色で例えてみます。
| 赤 | 青 | 黄 | |
| △三角形 | |||
| □四角形 | |||
| 〇円 |
▲■●という一連の具体物から「赤」という共通の属性をつかみ出すことは、まず形を捨象して、色を抽象することにほかなりません。
抽象と捨象は表裏一体です。
また色を捨象して形を抽象することも同様です。
これらは▲を「赤」と「三角形」に分けるのだから、分析であるともいえます。
逆に「赤」と「三角形」を合わせて▲をつくり出すのは総合というべきです。
この分析と総合の思考を子どもたちに体験させることによって抽象的な思考方法を身につけさせます。
分析・総合の応用
この分析・総合は算数に限らず広い応用範囲をもっています。
たとえば、文が主語と述語に分かれること→分析
逆に主語と述語から文が合成されること→総合
を把握させるのにも利用できます。
この例ばかりでなく、言語教育の基礎である概念形成に利用できます。
名詞、動詞、形容詞、その他にも使えます。
概念形成の方法 感覚教育
容易にできる学習の一つに感覚教育があります。
このアイデアはモンテッソーリの教具に表れています。
大小いくつかの円盤があり、それらと同じ大きさの穴をあけた板の盤がある。
それぞれの円盤を穴のなかにはめ込む遊びをします。
これは「大きい、小さい」という量の感覚を子どもに体得させるためのものです。
量概念の出発点です。
この段階ではまだ何cm、とか、何gという数値化された量(既測量と呼ぶことにする)は出てきません。
それ以前の数値化されていない量(未測量と呼ぶことにする)が問題になっています。
未測量
未測量は言語より根源的なものであり、まだ言語を獲得していなくとも量は把握できるということを意味しています。
子どもといえど、常に種々の量、長さ、重さ、速さ、・・・(未測量)などを把握し、それにもとづいて、行動を調節しながら生活しているはずです。
数に行く前の、もっとも根源的なものを学ぶことが幼児には必要です。
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書き手プロフィール

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
名古屋市東区筒井3-20-3
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