学力とは何か
子どもたちを線引きするためのテストで獲得した得点が学力ではありません。
先生の話や教科書、問題集、その他の情報を読み取り、自分の知識体系に組み入れ、統合させ、知識の体系をアップデートし、複雑な問題を解決する力
学び方を自ら考え、工夫し、「必要な時にすぐに取り出すことができ、問題解決のために運用することが可能な知識」の体系を構築することができる力
です。
新たな知識を学んだ時、既存の知識の修正と再編成を繰り返すことが不可欠であり、
そのためには「なにがわからないか」がわかることが最初の一歩です。
伸ばすべき能力
- 実行能力
- 作業記憶能力
- 視点変更能力
- 推論能力
- メタ認知能力
実行能力
必要な情報、不必要な情報への注意をコントロールし、使える知識、使えない知識を柔軟に切り替えること。
作業記憶能力
短期記憶された情報をすでに長期記憶にある知識と照らし合わせたり統合したりして、心の中で計算したり、操作をしたりすること。
作業記憶の容量や効率は、訓練によって大きく向上するとされています。
視点変更能力
文脈に応じて視点を柔軟に変更できること。
幼児は基本的に自分に見えるものは他者にも見える、自分に見えないものは他者にも見えない、という自己中心的な見方をしています。
視点変更能力は、学力の前提となる基盤能力ですが、子どもが身につけるのにとても苦労する力です。
推論能力
教えられた概念を別の状況で使うことができること。
子どもは自分なりに推論をしています。
それは合っているときもあれば、間違っているときもあります。
指導者は子どもがどのように推論するかを見越しながら指導する必要があります。
メタ認知能力
自分をちょっと離れたところから俯瞰的に眺め、自分の知識の状態や行動を客観的に認知する能力のこと。
自分の考えが間違っている、と批判的思考をしないと、誤りに気付くことはできません。
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書き手プロフィール

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
名古屋市東区筒井3-20-3
TEL : 052-720-7900
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