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幼児からの思考力養成ブログ

引き算の3つの顔!求残・求差・求補で数の世界を探求しよう

2024/03/21

どんなときに引き算を使うのか?

Ⅰ. 残りを求める「求残」

引き算は、残りを求める際に役立ちます。

例えば、リンゴが5こあったときに2こ食べると、残りはいくつになるでしょうか?

このような日常の状況で引き算を使い、子供に「求残」の概念を教えることができます。

Ⅱ. 違いを求める「求差」

引き算は、2つの数値の違いを求める際にも役立ちます。

例えば、友達のりんごの数と自分のりんごの数を比べて、違いを計算することができます。

「求差」は数値の比較や量の違いを理解するのに重要です。

「どちらがどれだけおおい?」は子どもが躓きやすい文章題です。

Ⅲ. 部分を求める「求補」「求部分」

「求補」は「求部分」ともいいますが、以下のような状況で使われる引き算の方法です。

  1. 問題:
    • 幼稚園のクラスには合計で20人のこどもがいます。
    • その中で、男の子が12人いることが分かっています。
  2. 解法:
    • まず、男の子の数を知っているので、残りの女の子の数を求めます。
  3. 計算:
    • 男の子の数を全体の数から引くことで、女の子の数を求めます:

女の子の数=全体の数−男の子の数=20−12=8

  1. 結果:
    • このクラスには8人の女の子がいます。

このようなシチュエーションで引き算を使って「求補」を理解させます。

最初は「その中で」や、「そのうち」という言葉の理解をすることが難しい子もいます。

幼児さんが初めて引き算を学ぶ際は、日常の生活で体験できる「求残」から始めるのが良い方法です。

親御さんが楽しみながら日常の中で「残りは何個?」など、子どもに引き算の基本を問いかけてみてくださいね!

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書き手プロフィール

講師:片岡蘭

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。

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