どんなときに引き算を使うのか?
Ⅰ. 残りを求める「求残」
引き算は、残りを求める際に役立ちます。
例えば、リンゴが5こあったときに2こ食べると、残りはいくつになるでしょうか?
このような日常の状況で引き算を使い、子供に「求残」の概念を教えることができます。
Ⅱ. 違いを求める「求差」
引き算は、2つの数値の違いを求める際にも役立ちます。
例えば、友達のりんごの数と自分のりんごの数を比べて、違いを計算することができます。
「求差」は数値の比較や量の違いを理解するのに重要です。
「どちらがどれだけおおい?」は子どもが躓きやすい文章題です。
Ⅲ. 部分を求める「求補」「求部分」
「求補」は「求部分」ともいいますが、以下のような状況で使われる引き算の方法です。
- 問題:
- 幼稚園のクラスには合計で20人のこどもがいます。
- その中で、男の子が12人いることが分かっています。
- 解法:
- まず、男の子の数を知っているので、残りの女の子の数を求めます。
- 計算:
- 男の子の数を全体の数から引くことで、女の子の数を求めます:
女の子の数=全体の数−男の子の数=20−12=8
- 結果:
- このクラスには8人の女の子がいます。
このようなシチュエーションで引き算を使って「求補」を理解させます。
最初は「その中で」や、「そのうち」という言葉の理解をすることが難しい子もいます。
幼児さんが初めて引き算を学ぶ際は、日常の生活で体験できる「求残」から始めるのが良い方法です。
親御さんが楽しみながら日常の中で「残りは何個?」など、子どもに引き算の基本を問いかけてみてくださいね!
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書き手プロフィール
数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
名古屋市東区筒井3-20-3
TEL : 052-720-7900
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