「幼児専門 さんすう塾」
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幼児からの思考力養成ブログ

最近教室で、 お母さまの質問から

2024/06/25

【何度も問題文を読ませることの意味は何ですか?】

幼児期の早期教育のプリント教材において特徴的なのは、視覚情報から何をするべき問題なのかが分かりやすいことです。

色彩豊かで、絵がほとんどを占めていて、問題文を読まなくても正解できるものが多いです。

もちろん、それはあえて、発達段階によってそのように作成されています。

ましてや未就学児なので、問題文は親や指導者が読み上げます。

それを最後までしっかり聞く子もいれば、予想をたてて先に取り組む子もいます。

幼児期の視覚情報重視から、言語情報・文の読解へ。

幼児期は音や、目で見て、手で触って得られる情報に敏感に反応します。

それに比べて言葉からの情報を受け取る能力は遅れて発達します。

そのため、発達段階に合わせて幼児教材は作られています。

そこで、次の段階へいくと、今まで正解できていたのに、正解できなくなる子がでてきます。

視覚情報から答えを出し、言語情報を受け取っていないことが原因の1つです。

それはその子の言語能力が発達していないのではなく、今までのやり方が習慣化しているからです。

問題文の読み上げを聞かなくても正解できていたので、周りの大人も気づきません。

それが顕在化します。

よくある、問題文を最後まで読んでいない、勝手に問題を作る、に繋がります。

【何度も問題文を読ませることの意味は何ですか?】

そして冒頭の質問です。

年長さんのお母様よりシナプスの授業を見学されて頂いた質問です。

すでに短文であれば読めるお子さまです。

問題文を何度も読むことの意味は、問題を正確に理解するためです。

問題文をスラスラ読めることは重要な前提条件です。

分からない言葉があれば確認しながら読み直しましょう。

読むスピードは個人差がありますが、理解できるようになったら次に進みましょう。

文章題が苦手なお子さんには、以下の質問をしてみてください:

  1. 問題文では何を聞かれていますか?その部分にアンダーラインを引きましょう。
  2. その答えを出すために大事なポイントとなる数字はどれですか?その数字を〇で囲みましょう。

文章題で迷子になりかけたら、これらのステップを踏んで問題文を理解することで、問題解決の道案内をしてあげることができますね。

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書き手プロフィール

講師:片岡蘭

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。

幼児からのさんすう×ことば/シナプス

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TEL : 052-720-7900

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