夏期講習で子どもたちに分数を体感してもらいました。
おりがみの1/2,1/3,1/4
おりがみ1枚を同じ大きさ(形)に分けます。
1/2,1/3,1/4と子どもによっていろいろな分け方をするのが面白いです。
分数を学校で習うのは2年生からです。
2年生の分数は、全体の量を等しく分けたいくつ分、という分数を習います。
おりがみの1/5の大きさ
1/5は子どもだけで正確に分けることは難しいので、芳賀定理を使った折り方を教えます。
三角形の相似条件と、三平方の定理を使って文字式の一般化をすると何等分にもできます。
この証明はまだ早いので、中学校の数学で「なぜそうなるのか?」が分かるようになるよ、と声掛けしました。
折り方は単純ですが、斜めに折ったりと、子どもには分母が大きくなると正確に分けることが難しいので、1/5までにしました。
時間があれば1/7もやりたいですが、これは手先の器用さが個々の性質によって違うため、できる子は挑戦させます。
水の1/2,1/3,1/4
低学年の算数で扱う連続量には大きく分けて、じかん、ながさ、ひろさ、かさ、おもさがあります。
連続量とは簡単にいうと、1つ、2つ、3つ、と区切って数えられない連続した量のことです。
この連続量を使って分数を学びます。
水は連続量であり、算数では液体量を「かさ」といいます。
水のかさを測るのに使う普遍単位(「国際単位系」というルールによって定められた単位)は「L,dL,cL,mL」です。
小学校の算数ではcL(センチリットル)は習いません。
しかし、シナプスでは10進法が分かりやすいようにdLとmLの間にあるcLという単位も使います。
いろいろな水の量を1/2,1/3,1/4と分けます。
テープの1/2,1/3,1/4
テープは長さの連続量です。
長さを測るのに使う普遍単位は「km,m,dm,cm,mm」です。
小学校の算数ではdm(デシメートル)は習いません。
しかし、シナプスでは10進法が分かりやすいようにmとcmの間にあるdmという単位も使います。
いろいろな長さのテープを1/2,1/3,1/4と分けます。
割合分数と量分数の違いへ
全体の量を等しく分けたいくつ分、という分数が分かったら次のステップへ。
帯分数や、既約分数、通分も大切ですが、分数には2つの意味があることも理解しておきたいですね。
これは1つ目の分数の概念(全体の量を等しく分けたいくつ分)が定着していて、連続量の単位ごとの量が定着してから取り組みます。
最新の記事
- 2024教室便り12月号
- 幼児から低学年の家庭学習の4つの工夫~喜んで自宅学習をしてくれなくなったら~
- 2024教室便り11月号
- 冬期講習12/25(水)開講!/3歳からの「さんすう×ことば」受付中2025年
- 2024教室便り10月号
書き手プロフィール
数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
名古屋市東区筒井3-20-3
TEL : 052-720-7900
メルマガをLINEで配信中。お問い合わせ/各種お申込をLINEでもできます。
キャンペーンやイベント、幼児教育の最新お役立ち情報をLINEでお届け中。
来たよ、見たよ、スタンプを送って下さると、とっても嬉しいです。
LINEトークでリアルタイムでご質問にお答えします。
PCでご覧の方は LINEお友達登録QRコード↓
スマホでご覧の方は友達追加ボタンよりお友達登録お願いします♪