
発達段階によって物体の認知が変わる世界
算数では、かさ、重さの学習で、物の大きさを体積、L、重さをgで表すことを学びます。
理科でも色々なものとその重さを学びます。
これが算数では密度、濃度へ、理科はものの温度と体積へと発展していきます。
3年生では粘土、クッキー、水、木片、塩など性質、形の違うものの重さについて考えます。
子どもが見ている世界では重さに対して次のようなことが起こります。
これは成長するにしたがって無くなっていきますが、そのことを実感する体験が大事です。
よくある誤り①形が変わると重さが変わる
粘土やクッキーの重さを量ります。
①そのまま、量る。
②割って、量る。
重さはどうなるでしょうか?
という問いに多くの子が、②の方が重さが軽くなる、と答えます。
よくある誤り②浮かせると重さが変わる
水と木片の重さの合計を量ります。
①水と木片は別にして量る。
②水に木片を浮かべて量る。
重さはどうなるでしょうか?
という問いに多くの子が、②の方が重さが軽くなる、と答えます。
よくある誤り③見えなくなると重さが変わる
水と塩の重さの合計を量ります。
①水と塩は別にして量る。
②水に塩を溶かして量る。
重さはどうなるでしょうか?
という問いに多くの子が、②の方が重さが軽くなる、と答えます。
実際は重さは変わりません。
このことから、子どもたちの見える世界からの直観による認識の強さが分かります。
実際に重さを量って変わらない、という体験をすることがいかに大事かが分かります。
シナプスでも実際に塩や身近な野菜を水に入れて重さの実験を行いました。

量りの目盛りを読み取る練習にもなりますね。
シナプスでは夏期講習で算数実験、理科実験を実施!
お好きな題材を選べますのでぜひお問合せください。
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書き手プロフィール

数学教育協議会会員
シナプスメソッドの教育で算数・数学を15年学習しました。講師になって11年。自身の経験を活かし新たな教材を日々開発しています。『論理パズル』を一手に手掛けました。
幼児からのさんすう×ことば/シナプス
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